4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

スイミングスクールが間に合ってよかった。

8月8日(火)

早く寝たこともあり、5時台に目覚めてしまう。子供らもそのくらいに起きていた。時間軸がおかしくなる。

起きると定期便の欠航が発表されていた。明日は出るのだろうか。怪しすぎる。怪しいがひとまず遊ぶしかない。

朝食は7時。普通に考えると早いが、5時に起きて7時なのでだいぶ時間にゆとりがある。普通の民宿の朝食だった。「島のり」の吸い物に子供たちが大いに反応し、買って帰ると言いはる。

朝食のあと少し散歩をして展望台に行ってみて、一休みして、今日はハイキング。「遊歩道」という道があって、遊歩道というか獣道で、しかも端っこの唐人ズシロという謎の土地はウッドデッキはあるがほかに何もないのだという。気になりすぎる。

電動自転車の後ろに子供らをのせ、まずはスーパーで弁当を買う。

赤ちゃんを抱っこした地元の女性「牛の乳あるー?」

お店の人「牛の乳ね、船が来ないからないねぇ。ちっちゃいパックはあったよ」

船が来なければ牛乳もない。赤ちゃんがいるんだぞ。これが牛乳ならまだいいが、おむつやミルクだったらどうだろう。島の暮らしは大変だ。お弁当は手作りで(工場などない)、明日葉の天ぷらなど乗っており、おいしそうである。

まずは神引展望台というところへ自転車で。ここの眺めが圧倒的に壮麗だ。あとから振り返っても最も良いところだったと思う。隣の新島、その先の利島、大島まで見える。島特有の低い木々が延々と連なっており、人が営んでいる土地は本当にごく一部なんだなと感じた。

そこから遊歩道あらため獣道だ。看板に14分、と書いてあったが、14分くらい歩いたところに「中間地点」という立札が立っている。看板に偽りアリだ、子供らもすっかり気持ちがなえた。

そしてたどり着いた唐人ズシロは、何もないという看板には残念ながら偽りなく、本当にウッドデッキ以外何もなかった。

何もない、日差しを遮るものすらないが、お弁当を食べよう。上の子は足を登ってくるアリが気に食わないらしく、ずっとキャアキャア言い続けてなかなか食べられない。アリ恐怖症。ロマサガ2でもやったのだろうか。

来た道を帰るのは少し楽だった。言うても20分か25分くらいの道のりではある。

いったん宿に自転車で戻り、水着に着替えて近くの海水浴場で遊ぶ。宿の息子さんたちも来ていて、シュノーケルで遊んでいた。足元の海は青く透き通っていて、黄色い魚、黒い魚、しましまの魚、真っ黒なナマコなど本当にいろんな生き物がいる。子供らも顔を水につけて観察していた。スイミングスクールが間に合ってよかった。

岩にかけた足や手の指をさらにズダボロにして宿に戻り、風呂をいただく。灼けた肌とズダボロの手足に熱いお湯がとても痛いが気持ちいい。

夕食前にだらだらしていると宿の息子さんがやってきて、「明日も欠航だが、朝8時半に帰還船が出る。整理券が朝6時から配られるらしいが、念のため港に行ってみましょう」とのこと。整理券がないと帰りの船に乗れないらしい。ひゃー!

こういうときに地元の作法を知っている人が近くにいると本当にありがたい。東海汽船に何やらクレームを入れたりしていた。

あわててお土産を買いに行く。朝に買っている時間はないからな。

子供らがキーホルダーを買い、私はお菓子類を買い、店を出ようとしたところで「島のり」を忘れていたことに気づいて買った。

夕食を食べ、子供らも親も早く寝た。明日、どうにか整理券に間に合うといい。