12月12日(火)
どうにか目覚めるが首はがっちり痛い。食欲もなくて、家族の朝食も妻につくってもらってしまった。
あまりに痛いので仕事は少し休んで整形外科に行くことにした。
首をまっすぐにしたまま姿勢よく歩いて、ようやく整形外科へ。開院数分後であったがすでにおばあちゃんたちの列がある。
先生に診てもらうと、レントゲン撮りましょうとのこと。
レントゲンがまたすごかった。放射線科の先生が、私の体をまっすぐにしたりひねったりするのだが、そのたびにめちゃくちゃ痛い。
「痛いです痛いです、言われた通りに動くから触らないで!」
「といってもちゃんとした姿勢で撮らないと撮れないよ」
「いやもうほんとに私言われた通りに動くから!無理無理!」
レントゲン室の外にまでたぶん響いていただろう。最後は先生が腰や肩など痛みに関与しないところをひねって、レントゲンを撮れた。
診断は「ぎっくり首」であった。
はあ?
腰だけじゃなくて、ぎっくり首というのもあるらしい。
「ぎっくりといったら、やっぱり何かの表紙にバキッ、みたいなやつじゃないんですか?」
「いや、そうじゃないのも多いんですよ。なんか違和感があるな、からどんどんひどくなるケースがある。むしろそのほうが多いかもね。」
また一つ賢くなった。
痛み止めを処方され、薬屋に寄り、帰って即、飲む。
夜にかけて症状はだいぶ良くなり、しかし念のため早く寝た。
わかっていたのだ。仕事があまりにたまっていて、今日は絶対に早く寝てはダメだということが。わかっていたのだが健康を優先した。
絶対にやらなきゃいけない仕事VS絶対に休みたい肉体。
肉体の勝利である。