4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

あの子のお父さん、平日の昼間からかつお捌いてたよ

5月19日(金)

朝起きて、雨の予報なので乾燥機をかけ、子供らを送り出して、仕事でもするかとスケジュールを見ると今日は休みである。会社の公休日だ。

そうか、そういう制度があったな。

日頃から時間がない時間がない休みたくないと零している私ではあるが、いざ目の前に休日を突き付けられると仕事をする気もイマイチなくなってしまう。

美術館にでも行くか。東京都美術館マティス展をやっているのは知っているが、日本人はマティスが大好きなのでたぶんめちゃくちゃ混んでるだろうな。西洋美術館はリニューアルしたあとまだ行ってないし、ブルターニュ展はちょっとだけ気になるので行ってみるか。

いまにも降り出しそうな上野公園には、中高生がたくさんいる。修学旅行なのだろうか。マティス展は案の定予約限定だしまあそこまで見たいわけじゃないので、ブルターニュ展を見てみる。あまり関係ないが妻が時々職場から「ブルトンヌ」というお菓子を持って帰ってくる。私はそれが好きでよく食べているが、それもブルターニュのお菓子だよな。

比較的地味な展示だとは思うが結構人が入っていた。中学生くらいの子もいて、先生らしき人もいた。

「どうだった?」

「なんか、なんというか、いいです」

「そっか、刺さったか」

刺さったのはよかった。時空を超えて刺さる力があるから芸術というのはいいね。

私は美術史を勉強していたので美術館は歴史の勉強なのだが、中学生だと美術の授業なのかな、やっぱり。世界史も習ってないだろうしね。

一通り見終わって、昼食の前に打ち合わせに耳だけ参加するためサンマルクカフェでコーヒーを飲みながら入り、その後中華屋で辛い麺を食べた。

吉池によると「ソウダガツオ」が750円で売っていた。今朝見た「おむすびニッポン」がかつお飯おにぎりだったので、買って帰る。

家に帰ってかつおを捌いていると、ちょうど上の子のお友達が家に遊びに来た。

「あの子のお父さん、平日の昼間からかつお捌いてたよ」なんて言われたらちょっと嫌だな。

ソウダガツオはモノによっては生食がダメだ、みたいな話はあったがひと切れ食べてみると、うんまい。しっかり捌いて半分は漬けに(子供らにおすそわけした)、残り半分のうちさらに半分は刺身に、残った分はオイル煮にして自家製のツナだ。

妻も帰ってきたが私の仕事もないので夕食はそのまま漬け丼と刺身、味噌汁となった。中骨が結構残ってしまったが甘醤油で煮つけてほぐし、かつお飯をつくれるようにしておく。

そのままピアノへ。なかなかうまくならないままになだれ込み、今週の進捗としてメヌエットを弾いた。メヌエット分、時間がもったいなかったな。