7月28日(木)
妻がいよいよ次の仕事の面接に行く日が来た。
といっても最初はアルバイトかららしく、退職までまだ相当日にちがあるのに先んじてアルバイトの面接とかだいじょうぶなのかな? ふつう「はい合格です、来週から来てください」みたいな感じじゃないかしらね?
私自身は転職活動もしたことがないので、このあたりの緊張感の実感値はよくわからない。妻自身も緊張しているようだが私も緊張している。
子供たちはそんな事情をつゆも気にせずラジオ体操に行った。朝食は家族で妻作の食パンにスクランブルエッグをはさんで食べる。
就職先がどこかとか、働き方や社風がどこかとか、調べだすときりがないがその辺は限りなく妻に一任することにした。調べたくなる気持ちをぐっと抑えている。
妻は一般的にはめちゃくちゃ高学歴で、しかも人もうらやむ安定した職種の人間なので、そんな人が仕事を捨ててバイトのエントリーシート出して来たら相当びびるだろう。相手をおもんばかる必要はないがこういうイレギュラーな動きをしたときの変な気の使いようというのはある。
昼の前後が打ち合わせで詰まっていたが、昼食は妻と子供がお弁当を買ってきてくれた。子供はなぜかのり弁推しで、ちょっと足りない。
ここ数日、まったく外に出ていないのでこのくらいでちょうどいいはず、なんだけどなぁ。
午後も打ち合わせをしていたら妻が自転車に乗ってバイトの面接に出かけ、しばらくして帰ってきた。
「感触はとてもよかったが働けるのがかなり先なのでそのころまた来てくださいと言われた」のだそうだ。
当たり前っちゃ当たり前。これは中途採用ではないのだ。
夕食は刺身にした。冷凍されていたしめ鯖と黒ソイのこぶ締め。下の子の体調も少し落ち着いてきたので生もの行っても大丈夫だろうという判断。
薄めに、数多めに切ったのに皿に盛るなり子供らは刺身の枚数を数えて4で割ろうとしてくる。白飯は大人の半分くらいしか食べないくせに、都合のいいときだけ4で割るなよ。
夕食後に桃を食べた。1個300円近くするやつだがためらいなく買った。確かに高いが、しかし数百円という世界である。このまま桃を食べずに季節をすごすわけにもいかないだろう。
桃は「うまい・うまくない」という軸とは別の「ありがたい・ありがたくない」の軸上で「ありがたい」に振り切っている気がする。