4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

「きっと高名な建築家が設計したに違いない」が私の教養のすべて

6月14日(火)

目覚まし時計を念のため6時にセットしていたが5時半くらいに目覚め、身構えた割に時間の余裕があった。

前日に用意してあった荷物をあらためる。名刺がたぶんたくさんいるな。そして前の会社と今の会社と両方の名刺がいるな。

6時半ころにタクシーを呼び、家を出ようとするとバタバタと足音が聞こえ、子供たちが玄関にやってきた。行ってきます。

タクシーに乗って気が付いた。イヤホン忘れてきたな。

行きや帰りの新幹線で音楽を聴けないのはよいが、オンラインでセッションに参加できないのは結構痛いのではないか。オンラインが当たり前になってきた今やイヤホンも立派な仕事道具だ。

東京駅でコーヒーと水、サンドイッチを買う。イヤホンがないので新幹線の車内の音に耳をゆだねながら……みたいなことは何も考えずただただ食べた。「猫のゆりかご」を読み終わった。

京都でおりて、なんら京都を感じることなく地下鉄烏丸線に乗り、一番端っこの国際会館で降りて大きな建物に吸い込まれていく。ずいぶんと荘厳な建造物だ、きっと高名な建築家が設計したに違いない。

「きっと高名な建築家が設計したに違いない」が私の教養のすべてです。

学会でいろいろ見聞きして、昼食は国際会館から15分ほど歩いたところにあるガストで。人も多いし、椅子も硬いし、昼くらいはゆっくり食べたい。

京都のガストは地元のお姉さまでいっぱいで、彼女らの話しぶりから京都を強く感じた。

午後も学会に参加する。私はアカデミア出身ではなくここは決して「ホーム」ではないのだが不思議な楽しさがある。

雨が降っている。四条にあるホテルに入る。格式高いホテルだったが大浴場がなかった、ぬかった。テレビを操作してホテルの案内が見られたがなんどもいろんなメニューを行き来して、大浴場がないことを確かめた。

会社の規定ではある程度の値段まで出張の宿泊代が出るが、その上限ぎりぎりを攻めるのは気が引けるので少しランクを落としたのが失敗だったか。いや単に大浴場の有無でホテルを探してなかったからか。

ひさしぶりに宴会のようなものがあり、しっかりと交流した。ホテルに帰り、シャワーを浴びる。ここだよ、ここで大きな風呂が欲しかったんだよ……。