1月23日(日)
ピンク色のベッドシーツを外した。
ずっと使っていた白いベッドシーツが破れてしまい、破れたところについ指をひっかけてしまうので裂けてしまった。代わりのシーツがないので探したところ妻がピンクのを見つけたため、しばらくピンクのシーツで過ごしていたのだった。隣の妻のベッドは白いシーツなので紅白で、かまぼこのようでもある。
暮らしてみるとシーツの色なるものは本当に本当にどうでもいいのだな。何不自由なくピンクのシーツで寝ていたが、そろそろ白にするかとようやくAmazonで注文した。
ついでにタオルも注文した。
ずっと、古いフェイスタオルをバスタオルにしている。一つは自転車大会のノベルティでもらったもの、もう一つはなぜかうちにあるスヌーピーのやつ。その2枚だけで毎日毎日私の体と頭を拭き続けている。それもまったくテンションが上がらないが、何の疑問もなく生きていた。
そこに切り込もうと、タオルもついでにAmazonで注文したのだった。
毎日使うものは上質なものを、と人は言う。しかし人は気がつかない限りいまの暮らしで満足し続ける生き物でもある。それに気がついてしまうことが沼への入り口と言える。
朝子供たちとポケモンカードをする。下の子は引きが強く、また(知能の低さゆえ)大人の協力も引き出しやすいので強い。
珍しく上の子が勝ったので下の子は大泣きであった。
朝食は妻がバゲットを焼いた。最近バゲットの焼き方のコツを覚えたのか、良いレシピに巡り合ったのか、クープがよく開いておいしい。いよいよパン屋さんまでのカウントダウンが始まったな。
午前中は家族でだらだらの限りをつくした。プリキュアが最終回の前の回(基本的には最終決戦回)なのでしんみりと見る。
おそらくコロナによるキッズの不安を払拭するために妙に明るいトーンにしたのかもしれないが演出は普通のほうがいいな、と思った。
昼に、残っていたしいたけの佃煮とじゃこ山椒、卵をまぜてちらし寿司にした。
しいたけの佃煮とじゃこ山椒は、「この二つをご飯にまぜるとちらしずしになります」と但し書きがあったのだ。ねるねるねるねみたいだ。実際おいしくてたくさん食べた。
午後は自転車に乗って公園まで。
最高気温は7℃。寒い中子供たちはよく動き、大人はたたずんでいた。
特にすることもないので夫婦でかくれんぼしていたら子供たちが寄ってきて勝負にならなくなった。空気を読みたまえ。
家に帰り、速攻で風呂を沸かし、速攻で入る。普段は風呂を嫌がる子供たちだが珍しく(特に下の子が)ノリノリで、3人で風呂に浸かりすっかり暖まった。
夕飯は豚肉と白菜のトマト納豆鍋にする。納豆をよく炒めて、トマトと一緒に煮込んで鍋にするというものだ。
とりあわせが意外すぎてぎょっとするが、食べてみると案外普通で驚いた。
夜、とても眠くなってボックスシーツを取り換えるのがすごくすごく億劫ではあったが、最後の力を振り絞ってシーツを替える。
布団に入ってから気がついたが、ベッドは基本的には暗くして寝る場所であり、だからこそシーツの色は割とどうでもいいんだった。