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上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

クリスマスのローストチキンを粥にした人類

12月27日(月)

父の話ばかりしているとどうしても寂しくなってくるので、今日はMacの話をしようと思う。

生まれてから今までずっとWindowsの人だった。私くらいの年頃になると初めて触れたWIndowsは95の人が多いが、私は3.1から触っていた。父はPCメーカーに勤めていたので家にはでかいデスクトップPCがあったのだ(もう父の話はやめようというのに!)

そうか、もう30年近く前のことだ。父が今の私と同い年くらいの頃のことだ。

いかんいかん、その後私は父からの払い下げPCを辿ってWin95、98、2000、XP、Vistaで卒論を書き、さらに7、8、10、11と一通りのメジャーバージョンを触ってきたらしい。

そして今日私は初めてMacでこれを書いている。会社で、卒業した先輩が使っていたMac。1月に入社する新しいメンバーに貸与することが決まっているが年末年始休みの間は私が使わせてもらうことにした。2017年モデルのMBP13インチ。バタフライキーボード。

うーん、慣れの問題はあるかもしれないが、打ちにくい。

あとタッチパッドのクリックの感覚がわからず何度もダブルタップしたりいちいち左下の方をプチプチ押したりしていたがこれどこでもいいんだな。

ChromeをダウンロードしてGoogleアカウントでログインしたらそこはいつもの世界である。むしろChromeがOSであり、Chrome OSに思いを馳せる。


朝早く目覚めてしまい、なかなか寝付けなかった。父が癌で苦しむ姿が浮かんで離れない。

もう「俺のことじゃないし、俺の今の家族じゃないしまあ気にしないようにしよう」とでも思ってやり過ごすほかないな、と考えたりもした。

実際自分がこんなに父のことが好きだったことに自分でも驚いている。いや結構憎めない奴で好きだったけれども。

ローストチキンがまだ残っていたのでいい加減に食べねばと、粥にする。クリスマスのローストチキンを粥にした人類はまだそう多くはないのではないか。大根、にんじんを茹で、チキンをほぐして加え、ご飯と一緒に煮込む。出汁が出て美味い。最後に別茹でした春菊を加える。

圧倒的な寒さだ、貫禄すらある。メダカの鉢は水温が0.8℃しかなかった。

早々に会社へ。

横須賀線馬喰町駅の湧水を見るのが好きで、たまにネズミも走っているのがなお良い。めちゃくちゃだが、大自然を感じる。人と自然の序列について感じさせるのがいい。

PCを受け取ったり、Macを起動したりと色々いじっている間に昼になった。うどんでいいか。

打ち合わせをいくつかする。頼りになるメンバー(部下ではあるが部下というより役割の違う同僚だ)と年末の挨拶をして、Macをこっそりカバンに入れて、帰る。

帰ると妻が夕食を用意してくれていた。豚肉のトマト煮だ。豚肉に片栗粉をまぶしたらとろみがつきすぎたのだという。うーん、私なら絶対に片栗粉はつけない。やっぱり他人の料理というのは面白いな。