8月17日(火)
朝食:枝豆コーンパン、目玉焼き、レタス、トマト
お弁当にコーンご飯をおにぎりにし、適当な野菜とソーセージを炒めてナポリタン風にしていたら朝食に割ける手間が極小になってしまった。
昼食:夏野菜カレー
いつも行くカレー屋としてのバーに新しいメニューがあったので頼んでみる。
なんだろう、じゃがいも? どろっとしたとろみがある。添えてあるのは、シャキシャキした、これもじゃがいも?
わかんないな。とうもろこしが添えてあってうれしい。そしてやっぱりうまい。
夕食:牛丼
ホテルニューオータニのエレベーターに牛丼のポスターが貼ってあった。
ホテルニューオータニなので普通の牛丼ではない。なんとか牛を使って5000円くらいするやつだ。それをエレベーターに乗るたびに見た。
5000円の牛丼であるか……。
おれもまけないぞ! いつもより長く、酒の量も多く、そして2回にわけて醤油を入れるなどで丁寧にこしらえた牛丼だ。
ぱくり。うーん、確かにうまいが、いつもの牛丼を1としたとき、1.2~1.3くらいのうまさだ。
妻も、うーん、と言う顔をしている。いや、私もうーんという顔をしているけどさ。でもいつものよりはおいしいよ。
そうだね、100g178円のオージービーフにしてはうまいでしょ。
そっか、これオージービーフか。だとするといいね、おいしいね! なんかすごくおいしく感じてきた!
優しい家族をもったものだ。
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子供が帰ってきて、楽しげにしていたが、お弁当おいしかった?と聞いた瞬間に顔が曇った。
お弁当の量が多くて、食べきれなくて、学童で泣いてしまったのだという。
おお……それはお父さんが悪かった。悪かった。
おにぎり大きかったもんな。コーンご飯だからたくさん食べるかなと思ったよ。ちょっと大きくしすぎたかな。ナポリタン炒めもソーセージだから好きだからちょっと多めに入れたかもね。
そうやって子供を思いやる振りをして言い訳を探してしまう自分が自分でどうかと思う。
大いに反省したし、とても切なくなった。
こうして私は「弁当が多くて子供が泣いてしまったという経験をしたことのある人」側に足を踏み入れた。そう思わせるに十分な体験であった。
弁当が多すぎたというだけで罪を感じるのに、例えばウィルスに感染して広めてしまった、などの場合の罪悪感は想像するに余りある。