4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

「絶対安全な符牒」の存在意義

8月16日(月)

朝食:とうもろこしご飯、かき焼き

冷蔵庫を見ると、ひたすらしょぼい。にんじんのかけら、ピーマンが2個、玉ねぎ半分、萎びたキャベツ、レタス。

延々と頭を悩ませたのち、野菜たちを細く切って粉と水と卵と混ぜ、フライパンで薄く焼いた。ついでに桜エビを追加した。

見た目チヂミのようだが味は完全にかき揚げである。かき焼きと名付けた。

名前までしょぼいが味は美味しかった。コーンご飯によく合う。

昼食:パン(カレーパン、クロワッサン、クリームパン)

12時になり先に仕事が終わったほうが子供とパンを買いに行こうね、と妻と約束していて案の定妻が先に終わり子供らとパンを買ってきてくれた。

カレーパンとクロワッサン、そしてデザートにクリーム(練乳)パンということで私の好きなパンベスト3になっており、嬉しさを通り越して(いいのかな、これ)と畏れが顔を出す。

個人的な最近の推しはクリームパンで、パン屋の焼きたての柔らかクリームパン、めちゃくちゃ美味いから。

夕食:スペアリブの醬油煮、たたききゅうり

妻がルーローハンを食べたいと言ったがあいにくスーパーでバラ肉は安くなっていなかったので、安くなっていたスペアリブで作った。大根も煮たのでバラバラにして再構築すればルーローハンになる。

自分でルーローハンがいいと言った割に妻は脂身を残している。以前やっすい中華屋のランチで酢豚を頼んだらほとんど全てが脂身だったのがまだトラウマになっているようだ。

身から出た錆の類ではあるが流石に少し可哀想だな。でも本当にルーローハンを作ってたら何も食べられなかったな、この人。

——-

子供達は学童に行きたがらなかった。大人もうんうんと頷く。

行きたくない、行かせたくない要素が揃っているな。

大人の仕事を邪魔しないのであれば構わないよ、ということで弁当は作らずに済んだ。

結論から言えば子供は大人の仕事を邪魔することもなく、テレビでプリキュアの映画を見たりシルバニアファミリーの家具を布で拵えたりと大人しく過ごすことになる。大したもんだ。1年ちょっと前の自粛が始まった頃からすると大きすぎる進歩だ。

いやいや、そんな方向への進歩はいらない、公園で思いっきりお友達と遊んできてほしい! という気持ちとのせめぎ合い。

子供に対してしかめ面を向けることが増えた。と言っても特に悪いことや険悪なことではない。

私がしかめ面で子供を睨み、「何か一つ忘れてることがあるでしょ!」と怒る。それは「パパに抱っこされること」だ。その辺のコミュニケーションの後半は省略され、しかめ面を向けるだけで抱っこされるようになった。

寝起きの機嫌が悪い時にもそれで機嫌を取り戻して抱っこされるので、お互いにこの行為に信頼を抱いているといえる。

異なる人間が一緒に暮らしている以上、多少なりとも緊張感は存在する。このように「絶対安全な符牒」の存在意義は大きいようだ。