4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

戦慄のホテルごっこ

6月26日(土)

朝食:納豆アボカド長芋きゅうりの爆弾丼

アボカド、もうそろそろいいだろうと割ってみるとしかしまだ早かった。2個かって2個とも早かった。アボカド名人の看板を下ろそうと思う。しかし今回のはギリギリ食べられるくらいだったので食べた。

昼食:三色丼(卵・青梗菜・鯖缶

私は仕事に没頭していたので妻が作ってくれた。

夕食:イシモチの昆布締め、ホタテバター、マスの切り込み、ポテトサラダ、その他

北海道から届いた冷凍パックの中の刺身やらアヒージョやバター焼きを全部解放して居酒屋をやる日が月に一度ある。子供らはイシモチの刺身を気に入ったようでモリモリと食べる。

切り込み、という調理名を初めて聞いたが粕漬けのようだ。ねっちりとして塩辛のようだ。唐辛子の辛味もあり、白飯によく合う。まだまだ世界には知らない料理がたくさんあるな。

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今日は平日だ。しっかりと仕事をする予定の土曜日。

こう言うとブラック企業のようだがすでに来週木曜に代休の予定は立てており、むしろ働き方改革の一環と言っても差し支えないだろう。

子供は6時台に起きてテレビをみている。大人はダラダラと起きていく。

いまだに毎日白湯を飲んでいるが流石に暑くなってきて、だが白湯を最初に飲まねばという義務感で一口飲み、そして冷たい水やらお茶を飲む。

この手のやつは「体にいいから」とか理由はたくさん作れるが、何より自分が納得していることが継続の前提条件になる。やらされる感が出た瞬間につまらなくなる。

妻が水筒を買っていた。これで彼女の水筒は3本目だ。水を入れる大きな水筒、コーヒーを入れる小さな水筒、そして今回買ったのは水を入れる小さな水筒だ。

水筒増えすぎ問題、水筒洗うの面倒問題、水筒用意するの面倒問題。水筒はたくさんの問題を抱えているが、それでも増えていくのはやはり何かを飲むことが人類にとってよほど重要とみえる。

子供達はプール遊びをしたがったので、ホースを繋げてプールを出してやる。1階の屋外の蛇口から4階のバルコニーまでホースで引き上げる。大胆なようだがやってみると簡単だ。

あとは延々と仕事。平日だからな。気がつくと12時を回っており、妻が食事を作ってくれた。

ご飯鍋が焦げた。前回妻が炊いた時も焦げたらしい。ご飯鍋の何かが狂ったのか、妻の手腕が鈍ったのか。

子供らは習い事に行き、仕事が終わると17時半だった。日本酒が飲みたくなったので帰ってきた家族と入れ違いで酒屋を訪れると閉まっており、仕方なく少し遠いスーパーまで歩いて大吟醸を買ってきた。

「ホテルごっこしたい」と子供が言った。大人の間に戦慄が走る。

何しろホテルごっことなると、一泊二日の間ホテルマンをやらなくてはならない。丁寧な言葉遣いは頭を使う上に、チェックインから風呂から料理まで全て形式が決まっていて何も面白くなく、しかも風呂に入る前という一番スムーズに進めたいタイミングに下手すれば30分ほどの儀式になるからだ。何もかも無駄でしかない。

妻はどうにか子供らの目先をずらしてホテルごっこスルーに成功していた。

マスの切り込み、流石に大人味すぎて子供は食わんだろうと読んでいたが思った以上にもりもり食べて驚く。