4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

うなぎはかせ、もしくはラッコはかせ

6月19日(土)

朝食:マカダミアパン、スクランブルエッグ、レタス、トマト、ベランダでとれたきゅうり。

昼食:カレイの卵の残りで作った和風パスタ。前日のカレイの煮つけの残りと、キャベツと玉ねぎをオイルで炒めて醤油とみりんで味付けしてソースをつくる。ものはやりよう。意外とおいしくできた。

夕食:冷凍のうなぎ、卵焼き、玉ねぎのオイル煮。玉ねぎのオイル煮、少し前につくって冷蔵庫でしゃりしゃりに冷やしておいた。上の子がその旨さに目覚めたらしく、今度作り方をおしえて、といわれた。

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子供たちの朝は早い。6時半には起きて、ドラえもんを見ている。すごいな。

一日にテレビを見られる時間は決まっているがその過半を早々につかってしまってよいのだろうか。時間選好よ。

雨だ。

妻がクッキーを焼くぞ、だれか一緒にやろう、と宣言して子供たちの方を振り向く。子供たちは各々に本を読むなどしていて興味がないようだ。仕方ないな、私がやろう。

今から思えば父の日の何かだったかもしれない。私がやってしまってよいのだろうか。粉と油を手で混ぜてちぎって焼くだけだった。

妻が習い事に行き、子供たちと積み木で遊ぶ。大きな家をつくる。私はL字型キッチンを積み木で再現する。

小さな積み木を人に見立ててごっこ遊びをする。ごっこ遊びは強烈に眠気を誘い、なかなかつらい。そのうち「かくれんぼ」と称して、大きな家のどこかに積み木を隠して遊ぶ遊びに移り変わった。こっちのほうが楽しい。

カレイの煮つけの卵だけが冷蔵庫に残っていて、それでパスタをつくった。しょうがをしっかりと効かせる。意外とたらこの代わりになるのだな。

子供と妻がバレエに行ったので私は錦糸町まで出て、無印良品ティッシュボックスを探す。

探せども探せども、ない。300円くらいの、ボール紙でできたやつ。どこにもない。たった300円の箱のために同額程度の交通費と1時間くらいかけ、見つからずに、ほかの箱を買って帰る。これはピアノの横に据え付けて、楽譜入れにする。

「良い戦略、悪い戦略」を読んで時間を過ごす。

冷凍庫にずっとうなぎがあるのを覚えていて、さあいよいよ冷蔵庫も空っぽになった今だ。

どうしてうなぎは絶滅危惧種なのに食べるの? と子供が聞いた。どうしてだろうね。疑問に思わない方が不自然だ。

高いお金で食べることで、うなぎを守ることになるんだよ、たぶん。たぶんでしかない。うなぎのことはまだよくわかってないんだよ。南の海のどこで赤ちゃんが生まれるのか、どうして日本に戻ってくるのか。

「うなぎはかせになろうかな」と上の子が言った。

いいよ! いいと思う! 全力で応援するよ!

「やっぱりうなぎよりラッコの方が好きだからラッコはかせがいいな」

ラッコ博士! いいよ! 最高! ぜひなってくれ! そうしたらお父さん、いろんな人に自慢するよ。

いや、やっぱり学校の先生でいいや。そうか。