4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

悪い側面が判明したにもかかわらず感じてしまう安心感

3月24日(水)

平日なのだが子供たちは予定がなく、妻は午前中のみ仕事、という解釈の難しい日が訪れた。

前日、妻は子供たちに「明日は休みだからってだらだら寝てないようにね」とくぎを刺していた。ただ、よく考えると最近子供たちは休日も早く起きる。なんなら平日より早いまである。

私は6時に起き不安をしずめるためネットを見ていた。SNSには緊急事態宣言が終わったということでそこそこ解放感を感じている人もいるが、ベタに言えば我が家の緊急事態宣言ははじまったところだ。

子供たちは6時58分くらいに起きてきて「はじめからシャキーン!が見られる!」と興奮している。

納豆卵ごはんを出す。下の子は食卓に座るとまず卵を吟味し、割り、白身とご飯をまぜ、黄身と納豆をまぜ、たらこを所望し、トイレに行き、帰ってきてまた混ぜ、プチトマトを食べ、納豆をご飯の上にかけ、醤油をたらして、

食べるまでに20分を要している。私はその間に食べ終わり、お代わりまでした。

家でやる分には何ひとつ問題ないのだがそれ、給食だよ問題は。

食べる速さのようないかんともしがたいもので子供を測らないでほしいが共同生活上はやむを得ないのだろうか。

午前中は私も妻も仕事なので子供たちはテレビを見たり暴れたりしているようだ。

昼時になり妻が仕事を終え、昼飯を用意してくれている。リビングに行くとロールパンとレタスとチーズなどが出ていて、なるほど挟んで食べるやつだ。いかにも休みの昼食である。

妻が自転車でホームセンターに出かけ、おもちゃを買って帰ってきた。そうだよないずれにせよ当面子供たちは在宅だもんな。家の前で割れないビニールのシャボン玉?で遊んでいる。

夕方になり妻と下の子はPCR検査を受けに行った。

帰ってきて妻が言った。病院には保育園のお友達が何人もいたのだという。

そうだよな濃厚接触者はわが子だけではないようだ。

状況はひとつも改善していず悪い側面が判明した、にもかかわらず、なんだろう少しだけ安心感がある。

夜まで打ち合わせが続き、妻がオーブンで鶏の手羽中を焼いてくれた。食べる前に子供たちを寝かしつける。

手羽中を食べながらヒューガルデンを飲む。

数日前、突然ホワイトエールが飲みたくなり、しかし24本もいらぬ、とAmazonをさまよっているとヒューガルデンのギフトパックが目に留まった。瓶が4本だがあのグラスがついているのだという。

ヒューガルデンのグラス!

かつて日暮里に暮らしていたころ、駅の近くのアイリッシュバーで、ヒューガルデンのでかいグラスになみなみと飲んだのじゃった。グラスが分厚くてとにかく重く、飲んでいるぞ!という実感を筋肉で味わうことができた。

あれがついてるのか!

買った。

そしてそのグラス(少し小さいサイズであったが許容範囲内)にヒューガルデンを注いで飲む。カリカリにやけた鶏肉をしがむ。

うまい。そしてその手前で、味と香りがするのがありがたい。