4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

お店の味はとどのつまり「過剰」に尽きる

3月21日(日)

服を捨てる日がやってきた!

私は1年に2回くらい、服を捨てる。割と服を長く着がちな妻からすると驚くようなペースで、もう着ない服をじゃんじゃんゴミ箱に放り込んでカタルシスを得る。

服を捨てるぞーというワクワクのもとで、目覚めた。

子供たちが朝のテレビタイムを過ごし、風呂に入る間、妻が食パンを焼き、私はレタスと水菜のサラダをつくった。食パンとサラダ、昨日茹で鶏を作った残りのチキンスープで朝食。

雨が強くなってきた。妻がパジャマを買いに出かける。プリキュアを心して見たあと、子供たちは玄関でごっこ遊び、私はクローゼットにゴミ袋をもって殴り込む。

スーツ? 不要。

来てないズボン? 不要。

コート? 3年着てなければ不要。

ボタン取れた10年選手のシャツ? お気に入りだけど、不要。

クローゼットがみるみる空いていく。ゴミ袋2つぶんくらい出た。

昼はたらこパスタに決めている。動画を見てしっかりと予習。

たらこパスタのためにたらこを解凍したが、重さを図ると4人分のパスタにするにはまったく足りないため妻に追加で買ってきてもらうことにした。

しかし、うすうす思ってはいたが、こんな風に家でだらだら過ごしていると全くの全く、腹が減らないな? 懸念を抱えたまま調理にとりかかる。

たらこひと腹、ふた腹、み腹、いやいやもうひと腹。合計4腹のたらこが入る。そこにバターとオイルがあわせて90g。パスタをゆでるお湯3リットルには塩を30g、ドサドサドサ。うむ、ちょっとやりすぎではないのか。

ゆであがったおいしいパスタをボウルでしっかりとあえて、できあがった。もったりと濃い。完璧だ。妻が「お店の味……」とこぼす。

お店の味はとどのつまり「過剰」に尽きるのではないだろうか。適切な過剰。それがプロ。

午後も仕事。

仕事の合間にYouTubeで東大生が教える受験数学のような番組を見ている。何十年ぶりかの受験数学を楽しんでいるが、「東大生は~」の明るいポジショントークを聞くにつけ、自分の学歴にぐんぐん自信がなくなってくるのだった。

妻と子供たちが雨の中歩いて家を出て、20分後くらいに帰ってきた。下の子のブーツがびっしょびしょになっており、きみ、よそ見をしていて水たまり踏んだね?

ケーキを囲んで下の子の誕生日を祝う。レアチーズケーキにしたが、ちょっと重たかったらしく少しずつ残していた。夕食後のデザートにするらしい。

夕食…! おっどろいた、ぜんぜん腹減ってないな!

仕事を適当なところで放り出してギターの練習をしたりする。雨の日っぽくてよいですね。

運動ゼロで昼にあぶらのパスター、おやつにケーキ食ったから当然である。煮物を少しあたためて、小松菜を一束ゆでておひたしにする。そして先に風呂に入れ、少しでも時間稼ぎをする。

それでも子供らは残し大人もギリギリであった。