4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

どこにでも当たり前にあるが私が忘れ去っているせいで家に存在しないもの

5月30日(日)

先日、イタリアンレストランに修行に行って、私のキッチンに足りないものをひとつ見つけた。

それは、塩を振るやつだ。説明するのも難しいが、缶で、蓋の上に穴が開いていてサッサッサと塩が振れるやつ。

むしろ今までなかったことに驚いた。当然その存在は知っており学生時代はアルバイトで使い狂っていたが、そういえば家にない。毎回塩の壺をあけ、小さなスプーンですくって入れていた。

このように、「どこにでも当たり前にあるが私が忘れ去っているせいで家に存在しないもの」ってほかにもあるのだろうか、あるとしたら当面は出てこないでほしい。

そして、気が滅入っているときなどにひょっこり顔を出して「そうか、あれだ! あれがあればよかったんだ!」と膝を打ちたいのだよ。

塩の缶はAmazonで注文してあり、フランスの塩とともに今日届く予定だ。

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起きたら7時過ぎだった。子供らも寝ている。珍しい。

妻が「豆腐パン」を焼いた。普通のパンだが水の代わりに豆腐を入れるのだそうだ。豆腐パンはいつものよりもっちりふんわりしていて、ケーキのようだった。

前日オムライスで卵を食べまくったので今日は卵は無し。半端に残ってしなびていた大根を全部すりおろし、ジャガイモはチンしてつぶし、チーズ大根芋餅を作って焼く。絶対に子供が好きなやつだ。確信を持てる。

プリキュアを見ながら、料理でもするか。豚肉をざくざく切る。肉が得意なスーパーで買ってきた、100g157円とは思えないほどきれいにサシが入った豚肩ロースだ。いや、サシがキレイなほどうまいかは、わからないけれど。

牛筋とひよこ豆のカレー。豚肩ロースの味噌漬け。牛肉ときのこの醤油煮。しょっぱい肉たちが量産されていく。

あさりを買ってあったので砂抜きをする。適当に塩を入れた水に適当にあさりをつける。とはいえ全然動いている風ではないし、もう少し海水に濃度を近づけるとか、ちゃんとやり方を学ばないとダメなんじゃないの?

あさりとキャベツの白ワインパスタ。パスタはどう考えても家でやるほうがコスパがいい。

子供と妻が図書館に行って、私は家でぐだぐだとしていた。するとスマホに通知が来て、「まもなく雨が降ります」とのこと。マジか!?

跳ね起きて洗濯物をとりこみ、一息ついているとふと「子供部屋の布団が干してある可能性あるな!?」とひらめき、子供部屋からリビングにバーンと飛び出す。

布団だらけ! ソファまで出ているぞ! ちょうど降り始めた大粒の雨の跡がソファにぽつぽつとついている。ガサガサと一気に取り込む。

上の子は妻の自転車の後ろに乗り、下の子が濡れながらわんわん泣きながら自転車に乗って帰ってきた。おうおう、よくがんばったね。着替えて温まりなさい。

塩の缶が届いた。ついでにフランスの塩も届いた。フランスの塩を缶に移して、ふってみる。カサカサ。うむうむ。片手で簡単に塩が振れるぞ。やったぜ!

夕食はしゅうまい。豚肉をバンバン叩いて粗い粗いひき肉にして、肉と新玉ねぎと調味料だけで餡をつくる。強火で10分蒸したら、完成。

子供はうまそうなおかずと見るや否や、大人と同じ量を要求してくる。焼き魚とかだと、大人の1/4しか食べないのにな。

そしてつるんとのどごしの良いしゅうまいで優勝するのだった。