4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

おそろしい恐怖

8月28日(日)

重たいがんをわずらっている父の様子について母から数日前に連絡があった。

痛み止めの頻度が少し増えてきて、改めて検査をすることになったとのこと。それで相当落ち込んでいたらしい。しかし後日看護師さんに「それでも一般的な量に比べれば少ないですよ」と言われて食欲が復活したのだそうだ。

未知の体験をしているわけで80%は気の持ちようという要素もあるな。

実際、すい臓癌が進行すると何かの管を圧迫して、そうなるとまた一段大変なことになる。と何かを呼んだ。そこまで行くと次の段階だな。

「段階」は上がることはあるが下がることはない。おそろしい恐怖だろう。二重表現だがそういう感じ。

朝食をさくっと食べて、家を出る。そんな父が待つ実家に向かう。南へ向かう横須賀線が風の影響で強く揺れ、下の子は「酔った」と言っていた。父の到着が少し遅れたのでちょうどよかった。車の運転は安定しており(先日は会社時代の仲間と車で茨城まで一泊旅行してきたそうだ)、決して大病をわずらっている人間には見えない、しかし足の衰えは見てすぐにわかるレベルだ。車があるからだいたいだいじょうぶなんだよな。

家に着くとすぐに弟と彼のパートナーが到着する。彼らは現行法のもとでは夫婦になることはない。なぜなら弟の戸籍は女だからだ。

弟のパートナーは私(と妻)と同い年なので気軽に話ができる仲になれそうだ。

なんとなくそうなりたいという願望が先に立っている。

弟とパートナーは一緒に暮らしており概ね幸せなのだと思うが、それが結婚とかいう一般的な形式にあてはまらないせいで何か気を使ったりするのはよくないと思ってはいるのだ。

私の母は料理が上手なので子供たちは楽しみにしていた。パンピザ、かぼちゃサラダ、ソーセージ、と子供が好きな要素しかない。大量に食べていた。弟のパートナーもよく食べる人だ。好ましい。

昼飯のあとは散歩に行こうと思ったのに子供たちはまったく乗ってこず、弟の犬とずっと戯れている。いい迷惑だな。我が家でも犬を検討中なのでその相談をする。

弟たちが駅まで車で送って行ってくれた。

家に帰ってきて、夕食は少し軽いやつでいいだろう。ベランダからバジルを大量に収穫し、たくさんのジェノベーゼソースをつくる。スパゲッティを360gゆで、ぐるぐると和えておしまい。

(良くも悪くも)本格的だろ?