4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

バレエの支援はお母さんのもの

4月28日(木)

子供たちはまだ発熱しない。発熱しないままカレンダーは「あと1日」にめくられた。

午前中と午後に1回ずつ社長ミーティングが入っていて、今日はオンラインにしようと思っていたのだが、急に会社に行きたい気持ちになってきた。

1日で2回社長に会えるというのは、社内政治マンとしては非常に効率の良い日である。偉い人のフリクエンシーを高めることは大事だ。

だがそういう考えではなく、そこに至るまでにただ、ただなんとなく会社に行こうと思って、妻に話した。認めてもらった。

だが最初の打ち合わせがなんと8時半である。ということは7時45分ころには家を出ないといけないぞ?

妻がフォカッチャを焼いた。焼いたが、どうしてか全く膨らまない。長いことオーブンに突っ込んでいたが膨らむ気配はなく、とうとう妻は失敗を認めた。切ってみても中がねちょっとしているだけだ。

失敗か。どうしよう。ストックされていたクロワッサンを全員に配布し、パン切り包丁で切り込みを入れて、キャベツと卵のスパイス炒めを挟んで食べた。これはこれでうまいに決まっている。

食べ終わるや否や準備をして会社へ。おお朝の出勤! すこやか!

社長のフリクエンシーを高め、昼食は近くの商店街までぶらぶら歩いて行って、しょうゆラーメンと餃子を食べた。プリキュアに端を発するしょうゆラーメン欲は尽きることをしらない。

夕方に家に帰りもう少し仕事をする。妻は指示していたとおりスペアリブを焼いてくれる。あとは適当にサラダをつくっておしまい。

子供たちはいよいよ明日に向けてナーバスになってきた。本当は早く寝かしつけようと思っていたが結局いつも通り9時くらいになった。

さあ明日はがんばるぞ。妻に「明日ランニングする時間ないね」と言ったら、「みんな出ていったあとに走れば?」と言われた。

みんな出ていったあと?

あれ? おれ朝からは行かないことになってる?

なんか今までの話の流れで、「バレエの支援はお母さんのもの」という流れを確かに感じてはいた。「後援会」と銘打って母たちの連合がLINEで連絡をとりあっているのも知っていた。しかし私も朝行くつもりだったのだ。衣装など荷物も多いしな。

行かなくていい? うん? 行った方がいい? 行きたいなら行ってもいい?

いろいろ迷ったが私も朝から行くことにする。荷物も二人分で多いし、子供たちも気になるしな。

結果としてその選択は間違っていた。