4階建ての2階部分

上の子:2013年生まれ 下の子:2015年生まれ

体調が悪いせいで朝食が2回になった

11月28日(月)

夜中にぐーっと寒気が出て、しかし起きだすほどではなく再び寝ることに成功。

起きて熱を測ってみると、37℃ちょうどである。ふむふむなるほど。熱があるといえばある、ないといえばない。子供と暮らし始めて、37℃は平熱だなという認識を新たにした。

左手が痛く、体中がだるい。朝の準備を妻に依頼して、一応朝食のパンは少し齧りはしたが再び横になった。

前回も、前々回も思ったが、予定されており回復が確実な体調不良はエンタメの一種である。適度な苦痛は、辛い食べ物とかホラー映画とかに近い。

しばらく横になっているとだいぶ楽になってきて腹も減ったので朝飯ラウンド2。インスタント味噌汁と小さな握り飯である。大事をとって今日は休みにしているがどうにかPCに向かえるくらいだろうか。

体調が悪いから朝食を抜く、というのはわかるが体調が悪いせいで朝食が2回になったというのは聞かない。

妻がずっと家にいてくれたので私はまったく何もしなかった。

昼食は妻と近くの定食屋に行く。二人で出かけるの、テレワーク時代にはよくあったが、妻がパン屋になって激減した。残念ではある。サバの味噌煮を頼んだら、割とあっさり目に煮たサバに甘味噌だれをかけたタイプのやつがでてきた。こういうやり方もあるのか。そしてきっちりうまい。

午後もややだるさがあったので仕事は休んでゲームをしたり寝たりしていた。熱は出たり下がったり、しかし夕方には落ち着いた。左腕の痛みと全身のだるさが残っている。

犬があと1週間で来る。部屋の準備が何もできていない。何を準備すべきか考え、リストにして子供たちと共有した。ゴミの日である水曜までに片づけをやろうね。ちゃんと理由をつけて早めに締め切りを設定できたのがうれしい。そうでもしないとこの人たちは締め切りギリギリまでやらないから。

夕食後は早々に寝る。左腕の痛みは続いている。

特に料理界隈では「慣れ」によって代替されうるものは多い。

11月27日(日)

妻が早朝に起きて仕事に行った。私は残った家族の朝食に、引き出物でもらった出汁パックでおかゆをこしらえる。

鯛の出汁と書いてあったが鯛が前面に出ているほどではなく、適度なかつおだしに鯛の香りというバランスでとても上品である。個人的には鯛がバキバキに立っているくらいでもよかったけどね。

11時から、私はコロナワクチン接種がある。

ワクチン接種も、私と妻で徐々に考え方が違ってきて、家庭内でも難しい話題ってあるよな。政治とか。まあどちらの考えも尊重することにしている。妻は3回接種したからもういいだろ派、私は4回目接種する派。といっても仕事が比較的おさまってきたから、副反応のデメリットも吸収しやすいのもある。妻は連休がないのでそこの考え方は難しいよな。

自転車にまたがって少し離れた病院へ。

ワクチン接種もお互い手慣れたもので、「はい、児玉さんですね」「こちらで」「腕まくってください」「じゃいきまーす」「お疲れ様でした、10分経ったら帰っていいですよ」以上。

帰る自転車から、じわじわと腕が痛くなってくる。おおう……。ファイザー製のワクチンは腕が痛くなると聞いてはいたが。

午後は子供らと一緒に勉強をすすめる。そのうち妻も帰ってくる。今日の夕食は餃子にする。

昨日の結婚式で、私たちの結婚式について言及があり、そこで「餃子を作るムービーを流していたのがよかった」という感想をもらった。つくったな、餃子の動画。今でも餃子づくりは大好きだ。ワクチン直後の腕で皮を延ばしていたら妻が手伝ってくれた。

餃子、皮から作ると言ったら驚かれることが多いが、小麦粉をこねてのばしたものをわざわざ外で買ってくるほうが不合理で、慣れればさほど労せずともできるのだぞ。特に料理界隈では「慣れ」によって代替されうるものは多い。

サッカーを家族で見ながら、だんだん寒気が増してきた。コスタリカに負けてしまい、下の子は泣きながら寝た。決して日本代表に感情移入しているのではなく、ただ日本が負けるという事実が悔しいようだ。

私も寝た。夜半に寒気が訪れた。

「良き人の神」に誓いを立てて二人は夫婦となった。おめでとう!

11月26日(土)

妻のいとこの結婚式がある。妻のいとこの結婚式、先月に続いて今年2度目だ。前回は母方、今回は父方ということだがどちらもあまり面識はない、に変わりはない。

今回の妻のいとこは女性で、結婚式、上の子が生まれたとき、に遊びに来てくれた。それから10年近くたち、ものすごく近くに住んでいることがわかって近所の公園で会った。

なのでまあ多少は知っているかな程度の仲ではある。それ以上ではない。

結婚式は変則的で、親戚披露宴が13時半からあり、16時から人前式、そのあと友人の披露宴、という3段重ねになっている。今っぽい!

朝食は納豆チャーハンにする。一日二食だからといって朝からしっかり目にしたが、披露宴は割と早めの時間なので、それまでにちゃんとおなかすくだろうか。

いろいろ準備を整え、12時くらいに出発。表参道のiwaiというスペースなのだという。もうオシャレを小鍋で煮詰めて、シノワで漉して、ゼラチンで固めたような空間であった。小さな敷地面積とそれを感じさせないための工夫の数々。結婚式という行事を一度分解して再構築した、という趣である。

(披露宴2回……いくらするんだろうな……)

考えても仕方がない。4回しか会ったことがないのだからな。

それにしても新郎や新婦のうち知らないほうは、少なくとも式の情報だけだと、はちゃめちゃに良い人に見える。どんな式でもそうだ。世界はこんなにもいい人で満ちている。

人前式でも相互の友人が相互の思い出を語り、お互いの良い人っぷりを衆目に見せつけあい、「良き人の神」に誓いを立てて二人は夫婦となった。おめでとう!

子供らと帰宅して、ぐだぐだとする。夕飯がないというだけでこんなにもヒマになるのだな。

妻が昨晩炊いた失敗した白飯を、引き出物でもらってきた出汁パックでおかゆにしよう。そう決めて家族で寝た。

野生ではちょっと寝起きが悪いだけでも虎か何かに食い殺されるかもしれないのに。

11月25日(金)

YouTubeで見たブロッコリーのチーズ焼き、ブロッコリーを下茹でせずにそのまま小さく切って焼く良いレシピだったのでそのまんまパクった。子供らには好評。できるだけ手を加えずそのまま食べる、という知恵をどんどんつけていきたい。

上の子が全然起きてこない。7時半には朝食を食べていないと間に合わないのに、7時20分くらいに見に行った時も布団で本を読んでいて、「もう最後だからね」と言って放置していた、さすがに半を過ぎて下の子が「見に行く」といって起こしに行った。やさしい。朝に弱い子供っているよな。これから塾がはじまると寝る時間も遅くなるだろうに、生きていけるのだろうか。生きていけるのだよな。

さすがに現代、多少の欠点があっても全然生きていけるように社会は成り立っている。野生ではちょっと寝起きが悪いだけでも虎か何かに食い殺されるかもしれないのに。良い時代になったものだ。

どうにか子供たちを送り出して仕事。

昼食は、作り置きしておいたナスの炒め物と、蕎麦をゆでて食べる。いつも食べている蕎麦、まあまあおいしいのだが、束が150gという微妙な感じなのでとりあえず一束ゆでて多すぎた。100gだとしても微妙に足りないのは予想つくし、この手の「一人前」の考え方で何が正解なのかはわからないな。

じっくりと仕事をして、ピアノへ。だいたいいつもbpm100でレッスンするので、家ではバッファを見て110bpmで練習することにしているが、今日はなぜか120bpmで練習が始まった。

写真を撮りながら帰ってくるのが楽しい。

通勤経路に愛着が持てぬまま

11月24日(木)

妻と一緒に早朝に起きてポケモンをやる。しかしゲームをやるために早起きしたのではないのにな、という想いも募る。

めいっぱいゲームをしたい気持ちと、大人なんだから勉強したいという気持ちがせめぎあう。そういう時にいつも気持ちの矛先は「家族さえいなければ……!」になる(そんなに邪悪な感じではないが)。子供や家族がいなければ、めいっぱいゲームして、じっくり勉強して、それでもおつりがくるくらいの時間があるんだろうか。

今日は会社に行く日だ。子供たちを起こし、熱を測り、朝食に昨日の残りの炊き込みご飯を出す。ご飯が連続するので、無策なら子供らから非難轟々だろうが、炊き込みならギリセーフかな。

保護犬の団体から返事があって、12月5日にお迎えに行けることになった。それまでに準備を整えねば。何が必要なんだろうな。

実家に暮らしていた最後の数年間は犬と暮らしていたが、しかし何が必要なのかはわからない。そういう視点で見ていなかったからな。

電車に乗って会社へ。朝の電車、かなりすし詰めだ。うーん。結局今の会社、コロナ禍で始まりコロナ禍で終わった。通勤経路に愛着が持てぬまま。来年は汐留か、新橋にはそれなりにあるぞ、愛着。

会社で一通り仕事を終えたのち、電車に乗って帰る。帰り道で反対方向の電車に乗ってしまい、大崎で乗り換えた。これ、山手線だったからよかったけど、東海道線だったら川崎だからな、悲劇であった。

打ち合わせをひとつこなしてから、昼食は松屋のおろし牛丼。牛丼を食べながら「うちでも牛丼食べたいな」と思う。結局家の飯が一番うまい。

夜まで打ち合わせが続き、今日は鍋であるようだ。実家からもらってきた鍋の締め用のラーメンを食べる。この手のやつ、始めて食べたけど、結構おいしいな。煮込んでもやわやわにならない工夫がしてある。結構似たけど、工夫の度合いが結構がっつりなので大丈夫だった。家族でへえへえ唸った。

勤労感謝の要素が全くない。せめて勤労させてほしい。

11月23日(水)

祝日だ。妻は祝日のない世界に飛び込んだので、実質ひとりで子供たちの相手をする日、である。勤労感謝の要素が全くない。せめて勤労させてほしい。

妻が一人で出て行き、私は朝食の準備。ネギやキノコなど、適当な野菜の卵とじ。食べながら「鶏肉のない親子丼みたいだね」という話をする。「卵丼」ではない、野菜のうまみがある。

子供が家にいて、しかも雨である。やることが……ない。午前中早々にゲームの時間を使いきってしまい、じゃあ「犬の約束」を書くことにしよう。犬の約束、とは犬を受け入れるに関して我々が順守すべき約束ごとである。筆ペンを取り出して「犬の約束」と書く。そして子供たちを集めて、どんな約束ができるかな、と相談する。

ランドセルはリビングに置かない。パジャマは部屋で脱いで、着替えてくる。おもちゃは出しっぱなしにしない。そういう基本動作が、難しいんだよなぁ。大人も。

子供たちはなぜか勉強をやる気が湧いてきたようで、じゃあ私も、ということでさっそく買ってきた基本情報を勉強する。なるほど、半分くらい知っている、理解もできる。ポモドーロ久しぶりにやったな。2セットやって昼食だ。

昼食は家族でパン屋に買いに行く。パンが大好きな子供たちに対し、安易にパン屋のカードを切りたくないが、今日は私も含め勉強をがんばったからいいだろう。

午後も特にすることがない。ピアノの練習をして、私もピアノのレッスンについていく。祝日だが先生の病欠の振替授業があるのだ。ピアノの先生、始めて会った。若い。クラシック畑なのでジャズは難しいと言ってた。やっぱりそういうものなのか。

珍しく私がいたので子供たちは気合を入れてがんばったようだ。あと、先生がやっていた音あてゲーム、「無理だろな」と思っていたら結構できた。君たち、こんなこともできるようになったのか……。

夕食は刺身。刺身だけではおかずとして不足なので、どうせヒマだし野菜の常備菜をいろいろ作る。それらをお品書きにまとめて、テーブルをしっかり片付けて、夕食にした。

アイエヌユーはどうなった?

11月22日(火)

前日のテレビのオンエアを見て、母から連絡があった。

「父さんも録画して見てました。仕事している姿を初めて見たので『すごいなぁ』って言ってたよ。親孝行できたね」

出演のオファーをもらった時に親孝行について全く考えたこともなかったが、そうか、こういうこともあるのか。父が存命のうちにこんな形で親孝行できたのは本当に奇跡だ。奇跡が父を祝福している。

朝食にパンを食べ、午前中仕事をし、昼休みのついでに錦糸町まで足を伸ばした。書店をめぐってみる。

私はシステム開発の会社に2年半の間、いたことになるが、しかしシステム開発についてあまりにも知らずに過ごしてきたので少し体系的に勉強してみようと思った。新入社員の若者から「全員基本情報持ってますね」と聞いたので私もそれがほしい。

基本情報の参考書はたくさんあったので1冊適当に買う。ついでにノートも買う。12月までテストは受けられるらしい(それはデマですでに秋の試験が終わっているのが後日発覚した)。

パラパラとめくったり、WEBで例題を解いたり。うーん、まったく知らない知識も多いが、ざっくり6割くらいは解けるな。合格最低点ってどのくらい? え、6割? もう勉強終わってんじゃん。

子供たちが帰ってきて、上の子が「アイエヌユーはどうなった?」と聞いた。INUすなわち犬である。それをいうならディーオージー、つまりDOGがいいと思うよ。

DOGについては保護団体から返事があって、12月上旬に受け取りに行けることになった。

夕食はスペアリブだった。下の子は歯がぐらぐらになっていて、肉が食べにくいのでハサミで切ってやる。

下の子の上の歯がぜんぜん生えてこない。生えてこないまま半年以上過ぎて、よく見ると徐々に出てきている。ふつう、歯が抜けたあとはその穴から新しい歯が生えてくるが、すっかり穴が塞がったあとで生えてきたので、歯茎の皮?をつきやぶることができず、皮ぎりぎりに歯が埋まっているのがよくわかる。ぎざぎざまでわかる。これ、このあとどうなるんだ?

少しずつ進んでいるのは間違いない。仕事の案件などとちがってDNAが進めているので手違いや手戻りはないだろう。